大人ニキビ
ニキビ(医学用語では、ざそうと言います)は、思春期から成人期にかけて、顔面、前胸部、上背部
などの脂腺性毛包に発生する皮膚疾患です。皮脂の分泌過多、ニキビ菌の増殖などが原因として
考えられます。

特に最近では、青春期だけでなく、大人になってから、顎から首にかけて多発する「大人ニキビ」に
悩まされている方が多く見られます。これは、社会全体のストレスの要因が多くなった事が大きく
影響しているのだと思われます。

予防法としては、まず、心身共に、ストレスに負けない環境を作りあげる事が大切です。具体的には、
日々の生活のバランスを整える事です。忙しい生活の中でも、規則正しい生活を心がけ、栄養
バランスを考える事。女性の方は、過度なメイクを避け、肌の負担を減らす努力をする事。髪が、
ニキビ部分に触れないように、髪をまとめる事。洗顔を丁寧に行い(洗顔料をネットなどで泡立てて、
泡を転がすようにする)、保湿をしっかり行うこと。そして何より、ニキビを気にしない事です。手で
触ってばい菌が入れば悪化しますし、気にすればするほど、気分が落ち込んでストレスがたまって
しまいます。

そして、食生活に関して、特に気をつけたいのは、チョコレート、ピーナッツ、コーヒー、ココア、
洋菓子、また刺激の強い食べ物です。これらを多く摂取すると、体内の代謝機能で遊離脂肪酸を
経て、ニキビ菌へと移行されてしまいますので、あまり食べ過ぎないように気をつけるべきです。

医学的なアプローチとしては、まず、内服薬では、ニキビ菌への移行をブロックする作用のある、
ミノマイシン等の抗生物質が有効です。外用剤では、アクアチムクリームや、化膿のひどいニキビ
には、ゲンタシン軟膏を当医院では使用しています。又、抗生物質を長期間服用することは体に
良くないので、漢方治療もお勧めしています。急性的に赤いニキビの出る方には、主に清上防風湯
を処方しています。慢性的に治りにくいニキビ、特に女性の方で生理前に多発するニキビには
桂枝茯苓丸料加苡仁が有効的であると思います。その他にも漢方には色々な種類があり、効果
が現れるのも2〜3ヶ月かかるので、個人にあった薬による治療には、長い目で見て気長に治療
していくしかありません。

しかし、根気よく焦らずにじっくりと治療していけば、必ず改善されます。絶対に良くなると信じて、
ゆっくり治療していく事が大切です。お悩みの方は、お気軽にご相談下さい。


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